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ビタミンC化粧品を考える6つの視点|フレッシュCマスクの設計思想

フレッシュCマスクは、少し手間のかかる化粧品です。
使う直前にビタミンCローションをつくり、1回に約18mLを使用。フェイスマスクに含ませ、顔全体に10〜15分使用します。
なぜ、あえてこのような使い方にしているのでしょうか。
その理由は、私たちがビタミンC化粧品を、「何を入れるか」だけでなく、「実際にどう使われるか」まで含めて設計するものと考えているからです。
「何を入れるか」だけでなく、「実際にどう使われるか」まで考える。


1.種類

どんな種類のビタミンCを使うか

ビタミンC化粧品では、「ビタミンC ○%配合」という濃度に目が向きがちです。しかし、同じ「ビタミンC」と呼ばれていても、化粧品に使われる成分にはさまざまな種類があります。
だから私たちは、濃度を見る前にまず、「何のビタミンCが使われているのか」を見ることが大切だと考えています。
新しさや名称の印象だけではなく、その成分がどのような特性を持ち、どのように研究され、使われてきたのか。そこまで含めて選ぶことが、最初の視点です。

フレッシュCマスクでは、リン酸型ビタミンC誘導体であるリン酸アスコルビルMg(APM)とアスコルビルリン酸Na(APS)の2種類を採用しています。
私たちが重視したのは、目新しさではありません。リン酸型ビタミンC誘導体は長く研究され、皮膚科領域でも研究・使用されてきた成分群です。
そうした知見の蓄積に加え、成分としての特性や実際の使いやすさなどを総合的に考え、この2種類を選択しています。


2.濃度

数字だけでは決めない

濃度は、ビタミンC化粧品を考えるうえで重要な要素です。ただし、濃度の数字だけでは分からないこともあります。
使われているビタミンCの種類が違えば、同じ濃度でも単純には比較できません。また、実際に1回どのくらいの量を使用するのかも関係します。
私たちは、「何が、何%入っているか」だけでなく、「それを実際にどのくらい使うのか」まで含めて考えます。
さらに、「配合された時点の濃度」と、「実際に使用する時点で、その成分がどのような状態にあるか」は別の視点です。そのため、濃度とあわせて「使用時の状態」も考える必要があります。

フレッシュCマスクには、5.5%と3.3%の2つのタイプがあります。これは、リン酸アスコルビルMgとアスコルビルリン酸Na、2種類のビタミンC誘導体を合わせた重量%です。
単に濃度の数字を高くすることを目的とするのではなく、ビタミンC誘導体の種類や、実際の使用量・使用方法まで含めて設定しています。


3.使用時の状態

「開封したて」と「つくりたて」は違う

開封したて
今日、容器を開封した

つくりたて
今、ローションをつくった
1回使い切りや個包装の製品には、開封後に長期間保存する必要がないというメリットがあります。ただ、私たちは「開封したて」と「つくりたて」は同じではないと考えています。
あらかじめローションとして製造されたものを今日初めて開封すれば、容器としては「開けたて」です。一方、使用する直前に成分を溶かしてローションをつくれば、中の液体は「つくりたて」です。
もちろん、液体のビタミンC化粧品がすべて不安定という意味ではありません。成分の種類や処方、保存条件によって状態は異なります。
だから私たちは、鮮度を「いつ容器を開けたか」だけでなく、「使用するローションが、いつその状態になったのか」まで含めて考えています。
また、ローションを長期間安定した状態で保存するために必要な成分と、肌へのケアを目的として配合する成分は、必ずしも同じではありません。

フレッシュCマスクでは、ビタミンC誘導体を粉末の状態で保管し、使用する直前に精製水を加えてローションをつくります。
私たちが「フレッシュ」と呼んでいるのは、単に1回使い切りだからではありません。ビタミンCローションそのものを、使う直前につくる。これが、フレッシュCマスクの考える「鮮度」です。
そして、完成したローションを長期間保存することを前提とせず、ビタミンCケアという目的を中心に、できるだけシンプルに処方しています。
お客様アンケートでも、「配合成分がシンプルであること」を購入理由として挙げる声が多く見られます。ただし、私たちは「成分が少ないほどよい」と考えているわけではありません。ビタミンCケアという目的から処方を考えた結果として、現在のシンプルな構成になっています。


4.使用量

1回にどのくらい使うか

「塗る」のではなく、「満たす」
美容液や化粧水も、通常は顔全体に塗り広げて使用します。しかし、フレッシュCマスクで私たちが考えている「使用量」は、それとは少し違います。
目指しているのは、少量のローションを薄く広げることではありません。顔全体を、たっぷりのビタミンCローションで満たし、その状態を一定時間保つこと。
そのため、濃度だけではなく、「1回に実際どれだけの量を肌に使うのか」も大切な設計要素だと考えています。

フレッシュCマスクでは、1回に使用するローションは約18mLです。これは、単にシートを湿らせるためだけの量ではありません。
私たちがイメージしているのは、ビタミンCローションを薄く塗り広げるというより、顔全体をビタミンCローションで満たすこと。その状態を保つために、約18mLという使用量を設定しています。


5.接触方法

その量を、どう肌に留めるか

たっぷりのローションがあっても、それを顔全体に留めておく方法がなければ、私たちが考えるケアにはなりません。
そこで考えるのが、「どの範囲に、どのくらいの時間使うか」です。
フレッシュCマスクも形としてはフェイスマスクですが、私たちは「マスクをすること」そのものを目的にはしていません。
考えたのは、たっぷりのビタミンCローションを顔全体に広げ、その状態を一定時間保つにはどうすればよいか。
そのための道具として、フェイスマスクを選びました。

フレッシュCマスクでは、この考え方から単なるフェイスマスクではなく、「C導入キット*」として位置づけています。
約18mLのビタミンCローションで顔全体を満たし、フェイスマスクでその状態を保つ。マスクはそのための道具です。
使用時間は10〜15分程度。ローションをたっぷり保持しながら、シートが乾燥し始める前に無理なくケアしていただくための目安です。
*「導入」は角質層まで


6.頻度

一度使って終わりにしない

ビタミンCは、人の体内でつくることができないため、食事などから継続して摂る必要があります。
そして皮膚中のビタミンCも、一度補えば一定量のままずっと留まり続けるものではありません。皮膚で利用され、時間とともに失われていきます。
だから私たちは、ビタミンCケアも「一度使えば終わり」ではなく、繰り返し補っていくものと考えています。
どのくらいの頻度で使うかも、成分や濃度と同じように、製品を考えるうえで大切な要素です。


まず3日間連続

その後 週2〜3回

フレッシュCマスクでは、まず3日間連続で使用し、その後は週2〜3回程度の使用をご提案しています。
最初の3日間で集中的にビタミンCケアを行い、その後は定期的に補っていく。一度だけ使うのではなく、継続してビタミンCケアを行うことが、私たちの基本的な考え方です。

「何を入れるか」だけでなく、
「どう使われるか」まで考える
ビタミンCは何を使うか。何%配合するか。もちろん、どちらも大切です。しかし私たちは、そこで製品設計が終わるとは考えていません。
使う瞬間にどのような状態なのか。1回にどのくらい使うのか。どの範囲に、どのくらいの時間使うのか。そして、どのように続けるのか。
実際にお客様が肌に使うところまで含めて、一つの製品として考える。これが、スキンケアファクトリーのビタミンC化粧品に対する基本的な考え方です。

1.種類リン酸アスコルビルMgとアスコルビルリン酸Naの2種類
2.濃度2種類のビタミンC誘導体を合わせて5.5%または3.3%
3.使用時の状態使用する直前に精製水を加えてローションをつくる用時調製方式
4.使用量1回に約18mL
5.接触方法フェイスマスクを使い、顔全体に10〜15分
6.頻度最初の3日間は連続、その後は週2〜3回程度

これらは、それぞれ独立した特徴ではありません。
「何を入れるか」だけでなく、「どう使われるか」まで考えた結果として、すべてが一つの目的でつながっているのです。
フレッシュCマスクは、少し手間のかかる製品です。
それでも15年間、基本的な形を変えずに続けてきたのは、私たちがビタミンCケアで大切にしている考え方を、この使い方そのものに込めているからです。
この6つの視点を通して、なぜフレッシュCマスクがこのような製品になっているのかを知っていただければ幸いです。

ビタミンCケアに、できるだけまっすぐ向き合うこと。

企画・開発 スキンケアファクトリー